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内科医専門医(J-OSLER)についてを新たにメニューに追加しました。入院症例数も公開しております。
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先輩からのメッセージ

呼吸器グループ

医局長 木下 隆

充実した指導体制で安心して研修できます。

私は、閉塞性肺疾患・アレルギー疾患および呼吸リハビリを中心に診療・研究にあたっております。当科は呼吸器・神経・膠原病の3つのグループから出来ていますが、私が入局した時は、血液内科、感染症および結核患者も見ておりました。毎日があっという間に過ぎ、こなすだけの生活でしたが、その時色々勉強できたお陰で今があると感じることがあります。その後、私は大学院に進み、相沢久道前教授と星野教授のもと、COPDと喘息の基礎研究を学びました。大学院卒業後は、病棟にて気管支鏡検査などを数多くさせて頂き、9年目にカナダのMcMaster大学cardio-respiratory labへポスドク(Paul O’Bryne教授のもと)として2年間海外留学させていただき、さらに基礎研究、臨床研究をつづけました。研究に関して、当科には多くの設備が揃っており、多くの遺伝子改変モデルマウスがいるため、様々な研究を行うことができます。また、3つの科があることで幅広い視点から多くの意見を頂くことも出来ます。当科は選考を決めずに入局して呼吸器神経膠原病をローテーションすることも可能であり、ゆっくり自分に合った専門性を見出すこともできます。みんなで一緒に臨床、研究など切磋琢磨できれば幸いです。



石井 秀宣

肺がんの診断と治療

当科では、多くの肺がん患者さんの診療を行っています。肺がんの診断には、気管支鏡検査やCTガイド下肺生検などによる組織採取が必要です。当科では、最先端の気管支鏡装置を導入してEBUS-TBNA (超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法)、CT透視下気管支鏡なども積極的に行っています。また、局所麻酔下での胸腔鏡による胸膜生検も行っています。若手医師や臨床研修医にはシミュレーターを用いたトレーニングを行い、技術指導・向上に努めています。肺がんと診断される患者の多くは進行期で診断されるため、化学療法が治療の主体となります。最新のエビデンスに基づいた治療を提供できるように若手医師に指導を行い、また新たなエビデンス構築のための臨床試験・治験にも積極的に参加しています。目の前の患者さんに最適な治療を提供しながら、未来の肺がん診療へ向けた治療戦略を構築するという一見両立が難しい責務ではありますが、非常にやりがいが大きいものと感じています。同じ目標をもった若い先生方と一緒に働けることを期待しています。



膠原病内科

海江田 信二郎

自由な医局

私は当科入局後、4年間呼吸器内科を中心とした一般内科を勉強し、5年目で膠原病内科を専攻と同時に順天堂大学病院膠原病内科に国内留学致しました。その後、国立神経研究所 免疫研究部三宅幸子先生研究室(現順天堂大学免疫学教室教授)で免疫を学び、さらに約3年間海外留学し、関節炎に関する基礎研究を続けました。帰局後は外来・病棟業務をこなしながら研究テーマについて基礎研究・実験を日夜行い、多忙な日々をすごしています。ここ3年間で5名の若い先生の膠原病グループ加入があり、層は厚くなり、またぐっと若返りました。頭皮、皮膚、爪、上気道(中耳 副鼻腔 口腔)、下気道(肺 気管支)関節そして靱帯・腱付着部など文字通り全身を診る診療スタイルがgeneralist志向に合致しているのかもしれません。全身性疾患の特性上、いろいろな診療科にまたがりますが、病態を的確にとらえ、最適な免疫抑制療法を選択できるのはわたしたち膠原病内科以外にはなく、リウマチ・膠原病学の正しいトレーニングを、特に若いうちに継続して積むことは非常に重要ではないかと思います。なぜ免疫システムが破綻し、かくも多彩な病態を形成するのか? 解明されていないことは驚くほど多く、患者さんは皆自らを苦しめる病気の原因を知りたいと思い、そして根治につながる治療法の確立を切望しています。私たちは臨床医であり、そして医学者でもあり、基礎研究を通して理論的に深く洞察する能力を身につけることは臨床にかならず還元されます。自己免疫に興味を抱き、私たちのグループに参加して頂けることを希望します。



古賀 琢眞

 

私は久留米大学病院と公立八女総合病院で初期研修を行い、平成28年に入局しました。入局後、1年間は病棟業務が中心でしたが、後期研修2年目より外来診療も始まり充実した
毎日を過ごしています。日頃の診療もさることながら、学会発表や症例報告などでも指導医の先生の手厚い指導をいただいています。当グループは膠原病疾患だけではなく、井田教授の専門とされる自己炎症症候群が身近であることも特徴と思います。呼吸器内科と神経内科の先生方のサポートは心強く、疾患に対する視点の違いも勉強になっています。当
グループは雰囲気の良い中、手厚い指導の元でのびのびと研修に励むことができます。ご興味のある方、是非ご連絡をください。一緒に働けることを楽しみにしています。