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脳神経内科は、内科総合外来の一員として日々活動をしています。脳神経内科はカ バーする領域が広く、片頭痛、手足の痺れなどのcommonな訴えから、パーキンソン 病や筋萎縮性側索硬化症などの比較的多い神経疾患、そして、ほとんど見たことが ない病気まで幅広い疾患を対象としています。当科は疾患ごとの専門外来制をしか ず、幅広く対応しています。脳神経内科全般を学んだ後に、自分のライフワークとして 最も関心のある分野をサブスペシャリティーとして選ぶことが可能です。 脳神経内科の診療の魅力は、問診と診察所見から病変部位の推定が可能で、発症 の様式と経過とを組み合わせることでかなりの疾患を推定可能です。

MRIやRI検査な どの画像検査で病変部位の検証も可能ですが、そのためには正しい臨床診断が必 要ですし、画像に現れない例はたくさんあります。画像に異常が見られない例でも神 経所見から病巣の存在とその性状を推定できるところが脳神経内科の強みです。ま た、脳神経内科は極めてカバーする領域が広く、20年以上診療していても、初めての 病気、不思議な病態にしばしば遭遇し、興味が尽きることがありません。 医師として 生涯にわたり飽きることなく脳神経内科を専門として学ぶことができます。 さらに、こ うした学びが、患者さんの診断から治療という流れのなかで還元できるのが、一層の 喜びとなります。
脳神経内科は幅広いですが、最初の数年の専門医研修中に自分が特に関心・興味 のある分野を見つけて、その分野の臨床あるいは研究の専門家として活躍するよう に努力できることも大きな魅力といえます。
是非、脳神経内科で患者さんのために一緒に切磋琢磨していきましょう。